【不登校の君の人生を切り開く方法2】学校との距離の置き方その2

不登校になって自宅にいても、学校との関わりは避けられない懸案事項である。できるだけ距離をおいて、休むべきときはしっかり休み、自分の本来の生きるエネルギーを回復させていきたいが、中学校や高校ではやがて進路指導ということで学校と関わらざるを得ないときがやってくる。今回はそういう進路指導が近づく3年目の学校との関わり方について触れたい。

進路指導というプレッシャーは必ずやってくる。備えよう

学校の立場からすると進路指導も重要な仕事である

学校サイドも、生徒が最高学年になると進路指導に取り組まなければならない。中学校や高校では進学や就職について個人面談をしたり、適性検査をしたり、受験勉強指導なども必要になる。そこで不登校のあなたにも学校から進路の意向についてコンタクトが来る。逆に、全く放置されているのならそれはそれで大問題である。今からなにか準備しなければならないのではないかと不安になるかもしれないが、あまり難しく考えなくていいと思う。今がありのまま、自然に気楽にいられることが一番大事だし、健康を残ってまで無理やり次の選択をする必要はない。落ち着いて考えることができるまで先延ばしにしてもいい。ただ、学校からのコンタクトはある。前の記事と同じように、難しいようなら親を代理人にしたらいい。

進路のことを考えると不安になる

不登校で進路について楽観的な人はそう多くないのではないだろうか。不登校で勉強についていけなくなっているとか、欠席日数が多くて、とか、色々マイナス点が思い起こされて暗い気持ちになってしまう。親と仲が悪くても、そういうテーマは親と向き合って話をしなければならない。実にプレッシャーである。これからその借金を返していかなければいけないんだ、というように考えてしまう人もいるだろう。不登校にとって進路選択とは実にシビアなテーマだと考えてしまうのは仕方ないことなのだ。

そもそも大失敗した、と思っているときに、将来のことを考えると悲観的になってしまうものだ。それでも学校は進路指導という形で近づいてくる。

 

ゆっくりリスタートをする方法を選択することで将来に向かう手もある

進路指導は担任の仕事

もしあなたが進学するつもりが少しでもあるなら、ぜひ進学してほしい。実は私も以前サポート校の運営を手伝っていた頃、各地のフリースクールや適応指導教室、中学校を巡回してPRをしてきた経験があり、そのときに先生方から言われて知ったことだが、フリースクール、適応指導教室はその立場上、積極的に進路指導をすることはできないのはご存知だろうか?基本的に、進路指導は学校単位では進路指導主事を中心にして、各クラスの担任が受け持ちの生徒に対して実施することになっている。その前提の上で、フリースクールの先生方と連携していくことはありうる。あくまでも主体は担任という原則があるので、学校と関わらざるを得ないのだ。

だから、サポート校や高校が資料をフリースクールに持ち込んでも、紹介ということはできない。資料を置いておいて、聞かれればこういうのもあるよ、と資料を取り出してくる、といった感じだ。公務員なので公平中立性が求められる事情もあるし、そういうものだろう。担任なら、もう少し踏み込んで一緒に考えることができる。

自分が持っている選択肢について知る

とにかく、親を通してでもいいから、自分の今の状況からでもトライできる現実的な進路の選択肢を知ることが大事だ。不登校が長くなっていると、学力の問題で一般的な全日制の高校が難しい、ということになるが、学力が一定レベルあれば私立高校の全日制普通科にトライすることも、あるいは事情を知った上で受け入れてくれるケースも少なくない。高校の先生によく相談するといい。それが難しいならサポート校や定時制、通信制などが選択肢になる。ここはあまり学力は心配しなくていいが、入ってからの勉強もごく簡単なところからゆっくり進めていくので、将来大学進学して自分がやりたいことに向かっていこうと思っているなら、どこかで独学で学ぶ必要がある。経済的に許されるなら、将来的にはそういう事情に対応してくれる学習塾も検討するといいだろう。

先生も実はよくわかっていないという可能性もある

そのあたりも含めて適切に指導できる先生は実はそれほど多くないかもしれない。正直、先生方も35人いる生徒それぞれに進路指導を行っているわけで、残念ながら不登校の生徒の進路について十分研究され、知識があるとは言い難いケースは十分ありうる。全て学校の先生に頼るのはちょっと考え直したほうがいい。

しかし、実際、今は20年前と違って選択肢はものすごく増えている。サポート校の数の多さは調べてみると驚くほど多い。きっと迷いが出るだろう。できれば、フリースクールやカウンセラーにも相談するといい。

いずれにしても、情報をどれだけ持っているかが、今後の生きやすさを左右する。気力がそれなりにあるなら、どんどん資料を集め、可能ならオープンキャンパスに行くなどし、学校に頼らず自分から情報収集をするといいだろう。

ただし、無理は禁物。体力気力が充実するまでサポート校や通信制で充電する選択は現実的な選択の一つ

なんとか入れてもらえそうだからと無理に私立の全日制に入って、結局また疲れてしまい不登校から中退、となってしまうケースも少なくない。実際、そういう子が毎年転入、編入してくるのを見てきた。あまり無理せず、まずはサポート校や通信制、定時制でゆっくりと過ごしながら次にチャレンジ精神が湧いてくるまでリハビリ的にやっていくのもいい方法だ。サポート校の選び方はまた別の記事で掘り下げていきたい。

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