ニート・引きこもりは家庭から始まっている 親が子を信じられるかどうかが最後の鍵 2

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ニート・引きこもりは家庭から始まっている 親が子を信じられるかどうかが最後の鍵 1

の続き。

過干渉に悩む君、とにかく大きく羽ばたくために準備をしよう

チャンスのドアが開く瞬間を虎視眈々と狙え

とにかく自信がない。うまくやれる気がしない。そういう若者は親との関係性が薄かったり、行動を制限されてきた経験を持つ。そのまま引きこもり状態を続けるのか否かは結局自分の行動にかかっている。親や学校、社会のせいにしたくなる気持ちもよく分かる。実際、そういう部分もあるだろう。でも、君がもっているカードは変えられない。生きていくなら、どうにかうつ病なりから脱出でき次第行動しなければならない。

そもそも、他人を変えることはできない。影響を与えることはできるかもしれないけど、根本的に自分にとって都合良く変えるなんてことは期待しないほうがいい。

自分でできることは、自分の行動を変えることと、環境を変える即ち関わる人間を変えたり場所を変えることだ。私もこれまでつまずくたびに悩んできたが、ようやく自分でその努力と言うか、行動に移ることができてだんだん状況は変わってきた。やりたいこと、できることを伸ばして、自分の可能性を広げていくとふっとある時良き理解者が現れたりする。

決断力に不安があるなら自分で小さな挑戦をしてみる

本当に小さなことからスタートすればいい。親子で挨拶がないような家庭というのも存在する。そこであえて子供の自分からおはよう、と声を出してみる。それがどうしても無理なら皿洗いをやる。そういうことでいい。鬱で辛くてそれどころじゃないなら、まず散歩してみるのはどうだろう。昼に外に出るのが怖いなら夜でもいい。基本的に自己完結することで、自分が無理をしなくていいものからやっていくことが大事だ。

やがて、うまくいくかどうかはやってみないとわからないけどやってみよう、というレベルにまで到達する。失敗も成功も引き受けられるだけの胆力が育った、ということだ。あとはそのスケールを少しずつ大きくしていくことだ。アルバイトのシフトを増やしてもらうことも一つ。遠くに旅行に出てみるのもいい。アルバイト先で気づいたことを提案して時給アップと引き換えに取り組んでみるとか、そういう事ができるようになってきたらもう十分以上だ。

社会が親代わりになってくれる。一回飛び込んで、違うと思ったらまた別のところへ。それでいい。

小さな一歩を踏み出した子息について親に痛切にお願いしたいこと

羽ばたく準備をする我が子の邪魔をしないでほしい

たとえ日雇いアルバイトでも、ボランティアでも、最初の一歩として応募しただけで十分だ。そして、本人がやる気になっているときに、それを邪魔しないでほしい。例えば大学をやめて肉体労働に再挑戦しているとしても、止めたりはしないでほしい。彼にとってそれは大きなチャレンジなのだ。それを否定するようなことでは、親としての信頼はもう二度と得られないと思ってほしい。

実際に思春期を過ぎた若者たちは、もはや親の管理下にとどまる存在ではない。あとは社会が育てる。社会に揉まれて、歓迎され、徐々に居場所を獲得していく過程は、どんな過程であれ、その子にとってとても重要な経験で、それを邪魔してしまうと、もう全て馬鹿らしくなってしまう。後のことは本人もよく考えている。その後どうやって生きていくのかも含めて、考えていけばいい。それに対してアドバイスすることはいいと思うが、決定するのは本人だということを絶対に忘れないでいただきたい。

反抗期がなかったのはそもそも関係性が薄かったからじゃないの

たまに、不登校経験者と離していると反抗期がなかった、と話す若者がいる。私に言わせれば、身近な大人を相手に意見を表明する練習もできなかった、ということになる。気の毒なことである。彼らはいきなり全くの他人と意見の衝突や利害関係の調整をすることになる。親があまりに子と向き合わなかったから反抗するにもその材料がないwだから、楽だった、などと考えるのは危険だ。親子で意見や価値観が違うということを確認する作業をやってこなかったことになる。一人の自立した人格として認めることができていないのだ。

人任せにせず、キチンと向き合った上で、見守っていきたいものである。

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